窓から眺める絵本 ~もう一つの"図書館"~
平成24年から始まった「かがみいし田んぼアート」は、今年で7年目を迎えます。
今回の絵柄はこれまでのコンセプトである「窓から眺める絵本 ~もう一つの"図書館"~」、童謡・童話、唱歌シリーズを受け継ぎ、「うさぎとかめ」に決定しました。
絵柄「うさぎとかめ」は、昨年に引き続き有名アニメの作画を数多く手掛けた、アニメーターの湖川友謙(こがわとものり)氏がデザインしました。
油断して寝ている「うさぎ」を一生懸命ゴールを目指して追い抜こうとする「かめ」の有名なストーリーの一部が描かれ、田んぼのキャンパスに絵本の世界を表現しています。現在は、「うさぎ」が2匹描かれていますが、なぜ2匹描かれているのか。それは出穂の時期に明らかになります。
今年も種まき、育苗、絵の下書きとなる測量作業、田植えと岩瀬農業高校の生物生産科作物専攻班と環境工学科測量専攻班に全面的な協力を得ています。これまでの最多品種6色8種類の苗を使用しています。
田んぼアートの見ごろは7月から8月です。小さな苗一つ一つが創り出す、大きな農の芸術「かがみいし田んぼアート」。今年も皆様のご来場をお待ちしております。
使用している稲
緑 ・・・ 天のつぶ(うるち)
紫(黒)・・・ 紫大黒(古代米)
黄色 ・・・ 黄大黒(古代米)
白 ・・・ ゆきあそび(観賞用)
赤 ・・・ べにあそび(観賞用)
橙 ・・・ あかねあそび(観賞用)
濃緑 ・・・ 紫穂波(観賞用)
濃緑 ・・・ 赤穂波(観賞用)
閲覧のご案内
- 鏡石町図書館4階展望室
住所:〒969-0404 福島県岩瀬郡鏡石町旭町440-6
- 閲覧時間
午前9時から午後6時30分
- 休館日
毎週月曜日(祝日の場合は次の日)
閲覧場所のご案内.pdf
- ページ内リンク
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田んぼアート成長の記録
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【10月9日(火)撮影】台風の影響により、予定しておりました稲刈り祭りは中止となりました。今後、実行委員等で稲刈りを行い、3D田んぼアートを完成します。(観覧者数27,727名)
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【9月28日(金)撮影】本日快晴。隠れデザインは今の時期の方が見やすいかもしれませんね!今週末は台風接近。(観覧者数26,381名)
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【9月18日(火)撮影】秋晴れの空となりました。黄金色にもなってきまして、早いところではもうまもなく稲刈りが始まるとか。(観覧者数25,166名)
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【9月5日(水)撮影】今年の田んぼアート米(天のつぶ:緑色苗)は周辺の田んぼより出穂が遅いです。原因はわかりませんが、少しだけ稲刈りイベントの時までに十分実るか心配です。(観覧者数22,776名)
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【8月29日(月)撮影】天気が悪い日が続き、これから台風の予報もありますので心配です。ここからは黄金色に変わっていきます。(観覧者数21,391名)
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【8月20日(月)撮影】緑の部分(天のつぶ)は、近隣の田んぼに比べ出穂が遅れているようで、隠れデザインがはっきりしていませんが、手前の田んぼに池と魚の登場です!うさぎが池に反射して写っています。(観覧者数18,452名)
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【8月10日(金)撮影】まもなく隠れデザインの登場というところですが、種類によっての出穂時期の差の影響で、もう少し時間が必要ですね(観覧者数13,992名)
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【7月27日(金)撮影】観覧者が本日で1万人となりました!まもなく出穂時期となり、隠れデザインが登場します。(観覧者数10,022名)
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【7月17日(火)撮影】厳しい暑さが毎日のように続いておりますが、稲は何とか持ちこたえています。見頃の到来です!(観覧者数7,335名)
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【7月9日(月)撮影】苗の生長に伴い、水面が隠れてきて、見頃の時期が近づいてきました!最近は少し水が不足しています。(観覧者数5,280名)
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【6月26日(火)撮影】田植えから3週間が経過しました。少しずつですが、絵の全体が浮かんできました。(観覧者数2,840名)
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【6月19日(火)撮影】今週、22日(金)に一般観覧のオープニングセレモニーを行います。(プレ観覧者数644名)
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【6月13日(水)撮影】田植えの補植作業も最終段階です!(プレ観覧者数322名)
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【6月2日(土)撮影】田植えイベントが本日終了しました。これから数日間、仕上げに入ります。
種まきから苗の生長
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岩瀬農業高校生物生産科作物専攻班の皆さんです!種まきから育苗、田植え、稲刈り、種の採取と多岐に渡り田んぼアートを支えています。
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まずは、床土を苗箱に入れる作業からです。先生の指導を受けながら正確に行います。
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カップにシールを貼り、容量が一定となるよう種まきを行います。
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一枚一枚手蒔きで行うのも田んぼアートの種まきの特徴の一つです。
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苗箱の範囲に満遍なく丁寧に蒔いていきます。
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苗箱には、色ごとにわかるように各色テープを付けて整理しながら行います。
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手蒔きが終了したら、覆土作業となります。覆土の量、水の量を確認しながら、行っている様子がわかります。
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田んぼアート専用のハウスに綺麗に並べ、保温用のシートをかけたら種まき作業の終了となります。
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種まきから約2週間が経過しました。土から苗がしっかり出てきましたね!
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3種類の苗を撮影しました。すでに色の違いが分かりますね。田植えまで生徒がしっかり管理してくれるので安心です。
田んぼアートの下書き
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岩瀬農業高校環境工学科測量専攻班の皆さんです!絵の下書きとなる非常に重要な作業を担当します。
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まずは、役割の分担と作業部分の確認を行います。
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作業開始です。まずはしっかりと確認しながら行っていきます。
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トータルステーションを覗き、位置を指示する係ですね。機械操作が難しそうですね。
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田んぼの中で距離、高さを図りながら点打ち、そしてロープを張っていく係です。体幹が重要です。
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田んぼの中に入っている人から見るとこんな感じです。意思の疎通が何よりも大切となります。
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時には声だけでなくジェスチャーで指示を伝えていきます。
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不安な部分は、生徒だけでなく先生にも入っていただき解決していきます。大変ですね。
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全部で3台の機械をフル稼働して、約3000点の座標点を田んぼに打ち込んでいきます。
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図書館4階から見ると、地道な作業だということがよくわかります。生徒の皆さん、本当にご苦労様でした。
田植え祭り
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岩瀬農業高校の生徒の掛け声で田植えイベントが始まりました!
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スタッフが参加者へ田植えの方法を伝えています。
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田んぼに入る子供たちは、楽しみと不安で恐る恐るといったところでしょうか。
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田んぼにも慣れて、ようやく田植え作業が進んできましたね。
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親子で参加ですね。いい思い出となってくれているとありがたいです。
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家族で参加ですね。素晴らしい笑顔!をありがとうございます。
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田植えできたかな?お母さんの洗濯だけが心配ですね。
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田んぼの中でもしっかり歩けていますね!いっぱい田植えしてね。
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親子が植えた苗をご覧ください。綺麗な列になっていて非常に上手いですね。
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まもなく田植えも終わりそうですね。だいぶ疲れも出てきていますが、頑張ってください!
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図書館の展望室から田んぼアートが眺められるよう、約250人の力が集結しています。
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田植え作業終了後に、参加者全員で記念撮影です。田んぼの中には高校生が、まだ作業をしています。
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鏡石ヘルスメイトの皆さんが調理した豚汁と昨年の田んぼアート米を使用した特製おにぎりが振る舞われました。
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東京からお越しの皆さん、作業お疲れさまでした。昼食のおいしさが表情に溢れています。