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令和7年6月分から水道料金等を改定します

更新日:2025年03月01日

令和7年6・7月請求分(7月検針分)から、基本料金及び超過料金を5%~15%、水道メーター使用料を50%程度の値上げとなります。

料金改定が必要な理由

 水道事業は、日常生活に必要不可欠な「水道水」を安定的かつ継続的に供給することを目的に運営しており、その経営に必要な費用は、使用者の皆様からいただく水道料金によって賄われています。この仕組みを「独立採算制」といいます。

 また、水道施設の整備には巨額の資金が必要であり、その多くは借入れによるもので、この借入金の返済にも水道料金の収入の一部が充てられています。

 水道を取り巻く環境は、人口の減少や節水型機器の普及などにより料金収入が減少していく一方で、老朽化した施設の更新や大規模災害に備えた耐震化工事などを進めていく必要があり、現行の料金を据え置いた場合は、必要経費が料金収入を上回る、いわゆる赤字経営となり、数年後には今までと同じサービスを維持できなくなる見込みです。

 安心・安全な水道水をこれからも安定してお届けするために、財源不足を解消し、水道事業の健全な経営が継続できるよう料金の改定をお願いすることになりました。

水道料金等新旧対照表

新旧対象表は、こちらをご覧ください。

水道料金改定比較表

Q&A

水道事業の経営安定化に向けた水道料金等の改定について

料金改定の背景

 ① 水需要の減少・有収水量の減少(人口減少、節水型機器の普及)

 ② 老朽化した水道施設の更新(高度成長期に整備した大量の施設が老朽化)

 ③ 災害等への備え(地震等の災害に強い上水道の構築・水道管の耐震化)

 ④ 第5次拡張事業の取り組み(新浄水場・新水源の建設など)

企業債(借入金)残高の急増

 水道事業では、平成22年度より「第5次拡張事業」として、新浄水場や新水源3箇所の建設工事、老朽化した水道管の更新工事などに取り組み、総事業費約53億円必要となりました。そのため、多くの資金を借入れしたため、今後これらの返済により水道事業の資金繰りが非常に厳しいものになります。

料金改定にあたり

 水道事業の経営環境が厳しい中、令和4年度に当期純利益が赤字に転落し、現行の料金のままでは赤字が続く予測となったため、水道料金の改定について、町長の諮問機関である「上下水道事業運営審議会」に令和6年7月に諮問しました。

 令和6年8月から9月までの間に2回の審議会を開催し、委員の意見を伺いながら慎重に検討してきました。その結果、「将来世代に負担を先送りしないために、5%~15%程度の改定はやむを得ない。」と答申をいただき、令和6年12月町議会定例会へ給水条例の一部改正案を提出し決議されました。

経営健全化に向けた取り組み

 本町では、水道事業の経営健全化に向けて、包括的な業務委託や長期契約によるコストの削減、水需要に応じた施設の見直し、料金滞納の早期解消のための停水処分の強化など、より一層の経営の効率化を図り、適正な水道サービスを維持・継続できるよう努めてまいります。

 また、今回の改定は、令和7年度から令和10年度までの収支状況を予測して改定しますが、今後は、社会・経済情勢の変化や水道事業の財政状況により、4年後に改めて見直しを検討いたします。

鏡石町上水道事業の概要

 本町の水道事業は、昭和33年久来石簡易水道事業(当時は鏡石村)が始まりで、昭和38年には鏡石簡易水道事業を創設、その後、昭和41年にこの2つの簡易水道が統合されて「鏡石町上水道事業」となりました。昭和41年以降、町勢の発展に伴い計5回にわたり拡張事業を行い、令和4年9月には、老朽化していた旭町浄水場に代わる「鏡石浄水場」が緑町地内に完成しました。

 また、成田地区は昭和56年に成田簡易水道が創設されましたが、平成12年の第4次拡張事業において上水道事業へ統合され、現在、町内における水道事業は上水道事業1事業となりました。

 現在13箇所の水源(深井戸)から取水した地下水を鏡石浄水場、桜岡浄水場、成田浄水場の3箇所で処理し、水道水を供給しています。

【鏡石浄水場 令和4年9月30日完成】

このページに関するお問い合わせ先

鏡石町役場 上下水道課 総務グループ

住所:〒969-0404 鏡石町緑町264番地
電話:(0248)62-2119・2348/FAX:(0248)62-7157

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